柿木 伸之
国際文化学科 | 教授 |
プロフィール研究の専門分野は哲学と美学。近現代、とくに20世紀のドイツ語圏の哲学と美学を専門領域とする。これまでヴァルター・ベンヤミンの言語哲学、歴史哲学、美学を軸に研究を進めてきた。このことを足場として、前世紀以来の破局の記憶が刻まれた美的表象を検討するとともに、その記憶を伝える道筋も探ってきた。現在はさらに、うたうことに開かれた言葉の可能性を、詩と音楽を往還しながら探究する美学とともに、近代史において「歴史」とされてきた物語の残余から歴史そのものを、破局が続くなかを死者とともに生き延びる可能性へ向けて捉え直す哲学を展開したいと考えている。 著書に、『燃エガラからの思考──記憶の交差路としての広島へ』(インパクト出版会、2022年)、『断絶からの歴史──ベンヤミンの歴史哲学』(月曜社、2021年)、『ヴァルター・ベンヤミン──闇を歩く批評』(岩波書店、2019年)、『パット剝ギトッテシマッタ後の世界へ──ヒロシマを想起する思考』(インパクト出版会、2015年)、『ベンヤミンの言語哲学──翻訳としての言語、想起からの歴史』(平凡社、2014年)などがある。訳書に、『細川俊夫 音楽を語る──静寂と音響、影と光』(アルテスパブリッシング、2016年)がある。芸術に関する評論も手がける。
学位
経歴
- 2021年04月 - 現在
西南学院大学, 国際文化学部, 教授 - 2009年04月01日 - 2022年09月30日
広島大学, 教養教育, 客員教授 - 2021年04月01日
広島市立大学, 国際学部, 非常勤講師 - 2021年04月01日
西南学院大学, 国際文化学部国際文化学科, 教授 - 2002年04月01日 - 2021年03月31日
広島市立大学, 国際学部, 教授 - 2018年04月 - 2021年03月
広島市立大学, 国際学部, 教授 - 2007年04月01日 - 2018年03月31日
広島市立大学国際学部准教授 - 2017年04月01日
広島大学, 教養科目, 特任講師 - 2009年04月01日 - 2016年03月31日
広島都市学園大学, 看護学部, 非常勤講師 - 2009年04月01日 - 2016年03月31日
広島都市学園大学看護学部非常勤講師 - 2004年04月01日 - 2015年09月30日
日本赤十字広島看護大学, 看護学部, 非常勤講師 - 2001年04月01日 - 2002年03月31日
立正大学, 文学部, 非常勤講師 - 2001年04月01日 - 2002年03月31日
上智大学, 文学部哲学科, 非常勤講師 - 1998年04月01日 - 2001年03月31日
上智大学, 文学部哲学科, 助手
学歴
委員歴
- 2012年08月 - 2015年03月
広島県立図書館資料選定委員 広島県立図書館 - 2012年08月 - 2015年03月
Committeeman of the Material Selection Committee of Hiroshima Prefectural Library - 2014年08月01日
委員, 広島芸術学会 - 2007年05月 - 2007年07月
オリーヴ・プロジェクト広島実行委員 オリーヴ・プロジェクト広島実行委員会 占領に反対する芸術家たちのThe Olive Project: Keep Hope Alive展ならびにその関連イヴェントの企画運営 - 2007年05月 - 2007年07月
Member of the Implementation Committee for Olive Project Hiroshima - 2007年04月 - 2007年04月
ひろしまオペラ・音楽推進委員会委員 広島市文化財団 監事 - 2007年04月 - 2007年04月
Commiteeman of the Commitee for Promoition of the Opera and Classical Music in Hiroshima City - 2003年04月 - 2007年03月
ひろしまオペラ推進委員会委員 広島市文化財団 監査委員 - 2003年04月 - 2007年03月
Commiteeman of the Commitee for Promoition of the Opera in Hiroshima City - 2006年11月 - 2006年11月
ヒロシマ平和映画祭実行委員 ヒロシマ平和映画祭実行委員会 上映会のコーディネイトおよび映画祭全体の企画運営 - 2006年11月 - 2006年11月
Member of the Implementation Committee for Hiroshima Peace Film Festival 2007 - 2004年05月 - 2004年10月
広島市区民文化センター活性化計画検討委員会委員 広島市文化財団 委員 - 2004年05月 - 2004年10月
Commiteeman of the Commitee for the Examination of the Refresh-Programm of the Civil-Cultural Centres in Hiroshima City
論文
- 立ちすくむ人の人間への問い──大江健三郎の『ヒロシマ・ノート』を読み続けるために
柿木伸之
ユリイカ──詩と批評 2023年7月臨時増刊号「総特集゠大江健三郎」, 責任著者, 55(10), 277-289, 2023年07月, 査読無し, 招待有り - 断絶からの歴史の展開のために──『断絶からの歴史──ベンヤミンの歴史哲学』に対する批評に応えて
柿木伸之
立命館大学人文科学研究所紀要, 0(132), 253-273, 2022年11月, 査読有り, 招待有り - 形象の裂傷──ショアーの表象をめぐるフランスの議論が問いかけるもの
柿木伸之
形象, 3(3), 65-76, 2018年01月, 査読有り - 形象における歴史──ベンヤミンの歴史哲学における構成の理論
柿木伸之
形象, 0(2), 29-49, 2017年03月, 査読無し - 切断からの像──ベンヤミンとクレーにおける破壊と構成
柿木伸之
富士ゼロックス版画コレクション+横浜美術館「複製技術と美術家たち──ピカソからウォーフォルまで」展カタログ, 0(0), 24-27, 2016年04月, 査読無し, 招待有り - ベンヤミンの形象の理論──仮象批判から記憶の形象へ
柿木伸之
形象, 1(1), 30-55, 2016年03月, 査読無し - 大衆文化の夢から目覚め、歴史の主体になれ──歴史への覚醒の場をなす形象の座標系
図書新聞, (3166), 1, 2014年07月, 査読有り - ベンヤミンの言語哲学──翻訳と想起
論文要約が上智大学学術情報リポジトリに掲載予定, 2014年03月, 査読有り - 作品批評の在り方検証を
中国新聞, 29, 2014年02月, 査読無し - 星のない夜──四季へのレクイエム
コンポージアム2012プログラム(公益財団法人東京オペラシティ文化財団), 11–28, 2012年05月, 査読無し - 歴史を語る言葉を求めて──ベンヤミンの歴史哲学を手がかりに
柿木伸之
ディルタイ研究, (22), 22–37, 2011年11月, 査読無し, 招待有り - 映画の経験への誘い
広島市立大学語学センターニューズレター, (40), 4, 2011年03月, 査読無し - 他者とともにある生への門口を『救済の星』のうちに探り当てる──ローゼンツヴァイクの生涯を背景にその主著の構成を明確に描き出す
図書新聞, (2969), 5, 2010年06月, 査読無し - 哲学者たちが死にゆく姿のうちに死に向き合う思考の糸口を探る──他者の死を看取る経験が、私たちを自分自身に立ち返らせる
図書新聞, (2950), 5, 2010年01月, 査読無し - 生の根源から響く音楽の未来へ──シンポジウム「東アジアの音楽とコスモロジー」を聴いて
広島芸術学会報, (105), 5, 2009年11月, 査読無し - 言語的表現はこの世界で起きている出来事の証言である──言葉を発することが秘める起爆力を見通す道筋
柿木伸之
図書新聞, (2920), 1, 2009年05月, 査読無し - 親密な雰囲気のなかに作品への愛が響く「モーツァルトのサロン」
柿木伸之
To You, 228(2009年3月), 12, 2009年03月, 査読無し - 広島交響楽団第281回定期演奏会評
柿木伸之
中国新聞(2008年7月26日付), 2008年07月, 査読無し - 広島芸術学会第81回例会研究発表「『性格のない人間』における身体の一考察──R・ムージルの小さな物語をめぐって」報告
柿木伸之
広島芸術学会報, (96), 2, 2008年02月, 査読無し - 広島交響楽団第275回定期演奏会評
柿木伸之
中国新聞(2008年1月17日付), 2008年01月, 査読無し - 書評:鹿島徹著『可能性としての歴史──越境する物語り理論』
柿木伸之
実存思想論集, 2(14), 189, 2007年06月, 査読無し - 分割線を揺り動かす──「グローバリゼーション」の時代にマイナーであることのために
柿木伸之
2003年度広島市立大学特定研究国際学術研究A研究報告書『グローバル化の中のマイノリティ文化──文化の支配・被支配関係について』, 0(0), 1-24, 2004年03月, 査読無し - 「複数の作品」としての「オペラ」のために
柿木伸之
広島市文化財団オペラ推進委員会「ひろしまオペラルネッサンス」広報誌『オペラ通信』, (19), 5, 2003年09月, 査読無し - 新たな美的経験としての知覚へ──ベンヤミンの美学の展開
柿木伸之
美学会『美学』, 53(3), 55, 2002年12月, 査読有り - アルマ・マーラー゠ヴェルフェルによる5つの歌曲
柿木伸之
井上道義/新日本フィルハーモニー交響楽団:マーラー・ツィクルス第5回(2000年2月14日、すみだトリフォニーホール)プログラム, 0(5), 3-10, 2000年02月, 査読無し, 招待有り
MISC
- 歌う媒体の発明──細川俊夫のギター音楽
柿木 伸之
BIS社(ストックホルム)発行CD『細川俊夫 目覚め』ブックレット, 筆頭著者, BIS(2745), 4-6, 2024年09月01日, 査読有り, 招待有り - うめきが反響する言葉が生まれる地獄の底へ──多和田葉子の台本による細川俊夫の新作オペラ《ナターシャ》によせて
柿木 伸之
新国立劇場2024/2025シーズン新作オペラ公演フライヤー&ニュース, 責任著者, 0(0), 1-2, 2024年03月08日, 査読無し, 招待有り - 言葉を作品に反響させる魂の交流(J・ゼング編『アドルノ/ツェラン往復書簡』書評)
柿木 伸之
週間読書人, 責任著者, (3529), 4-4, 2024年03月01日, 査読無し, 招待有り - シューベルト 約束の地へVol. 3 答えなき“謎” ハーゲン・クァルテット
柿木 伸之
メルキュール・デザール, 責任著者, (99), 2023年12月15日, 査読無し - 文学からの創造、平和への祈り
柿木伸之
西日本新聞, 0(0), 7-7, 2022年05月05日, 査読無し, 招待有り - 「春の祭典」5年の集大成
柿木伸之
中國新聞, 0(0), 11-11, 2022年02月26日, 査読無し, 招待有り - 生命の蠕動、緻密・鮮烈に
柿木伸之
中國新聞, 0(0), 11-11, 2021年11月04日, 査読無し, 招待有り - 逃れゆく者たちの海辺──細川俊夫のオペラ『二人静』〜海から来た少女〜によせて
柿木伸之
サマーフェスティバル2021プログラム, 0(31), 19-23, 2021年08月22日, 査読無し, 招待有り - 広島交響楽団ディスカバリー・シリーズHosokawa×Beethoven第2回プログラム・ノート
柿木伸之
広島交響楽団ディスカバリー・シリーズHosokawa×Beethoven第2回プログラム, 1(2), 4-6, 2019年10月04日, 査読無し, 招待有り - 岩崎稔氏の基調講演印象記
柿木伸之
社会文学通信, (111), 8-9, 2019年10月01日, 査読無し, 招待有り - 「人間」を問う特異な歌芝居(ジングシュピール)──モーツアルトの《魔笛》によせて
柿木伸之
ひろしまオペラルネッサンス2019年度公演モーツァルト《魔笛》プログラム, 6-6, 2019年09月28日, 査読無し, 招待有り - 広島交響楽団ディスカバリー・シリーズHosokawa×Beethoven第1回プログラム・ノート
柿木伸之
広島交響楽団ディスカバリー・シリーズHosokawa×Beethoven第1回プログラム, (1), 4-6, 2019年05月17日, 査読無し, 招待有り - 魂の息吹が交響する場を開く作品の予感 ──2018年度国際交流基金賞受賞記念イベント「越境する魂の邂逅」における文学と音楽の共鳴に接して
柿木伸之
ウェブ・マガジン『をちこち』, (2018年12月), 1-1, 2018年12月26日, 査読無し, 招待有り - 戦いの後に生きる人間のオペラの創造──モーツァルトの《イドメネオ》によせて
柿木伸之
ひろしまオペラルネッサンス2018年度公演《イドメネオ》プログラム, 6-6, 2018年09月22日, 査読無し, 招待有り - 岸辺からの〈うた〉──『松風』への、そして『松風』からの細川俊夫の音楽の歩み
柿木伸之
新国立劇場オペラ公演:細川俊夫/サシャ・ヴァルツ『松風』公演プログラム, 21(2), 18-21, 2018年02月16日, 査読無し, 招待有り - 夢と現、狂気と正気のあわいで──能からのオペラへの転換点としての細川俊夫の《班女》
柿木伸之
Hiroshima Happy New Ear Opera III: 細川俊夫《班女》公演プログラム, 6-6, 2018年01月26日, 査読無し, 招待有り - 〈原爆〉を読み継ぐことへの誘い──川口隆行編著『〈原爆〉を読む文化事典』書評
柿木伸之
原爆の図丸木美術館ニュース, (132), 10-10, 2018年01月10日, 査読無し - 清澄な響きのなかに開かれる人間の内なる深淵──モーツァルトの《コジ・ファン・トゥッテ》によせて
柿木伸之
ひろしまオペラルネッサンス2017年度公演《コジ・ファン・トゥッテ》プログラム, 5-6, 2017年09月30日, 査読無し, 招待有り - 高安啓介『近代デザインの美学』書評──内発的な構成としてのデザインの美学へ
柿木伸之
形象, (2), 102-104, 2017年03月10日, 査読無し - パリでのパウル・クレー展「作品におけるイロニー」と国際コロック「パウル・クレー──新たな視点」に接して
柿木伸之
形象, (2), 106-113, 2017年03月10日, 査読無し - ミュンヒェンの芸術の家に掲げられた《原爆の図》──Haus der KunstのPostwar展における第二部《火》と第六部《原子野》の展示について
柿木伸之
原爆の図丸木美術館ニュース, (128), 2-2, 2017年01月10日, 査読無し, 招待有り - 生がその全幅において肯定される場を開くオペラ──プッチーニの「三部作」に寄せて
柿木伸之
ひろしまオペラルネッサンス2016年度公演《修道女アンジェリカ》、《ジャンニ・スキッキ》プログラム, 6-6, 2016年11月26日, 査読無し, 招待有り - 残余からの歴史へ
柿木伸之
出版ニュース, 2016年(4月上旬), 11-11, 2016年04月01日, 査読無し, 招待有り - 森田團『ベンヤミン──媒質の哲学』書評
柿木伸之
形象, 1(1), 116-119, 2016年03月01日, 査読無し - パウル・クレー展「だれにも、ないしょ。」を観て(宇都宮美術館)
柿木伸之
国際パウル・クレー研究誌『さえずり機械』, 1(1), 2015年12月14日, 査読有り, 招待有り - 細川俊夫《星のない夜──四季へのレクイエム》解説および歌詞対訳
柿木伸之
エリザベト音楽大学クリスマスチャリティーコンサート2015プログラム, 0(0), 5-13, 2015年12月04日, 査読無し, 招待有り - アガンベン稿とも呼ぶべき最初のタイプ稿を底本とした新たな翻訳──ベンヤミンのテーゼの読み直しは歴史そのものを捉え直す、かけがえのない出発点
柿木伸之
図書新聞, (3225), 4-4, 2015年10月10日, 査読無し, 招待有り - エロスを昇華させる歌の美、赦しの瞬間の崇高──モーツァルトの《フィガロの結婚》の新しさ
柿木伸之
ひろしまオペラルネッサンス平成27年度オペラ公演『フィガロの結婚』プログラム, 6-6, 2015年09月26日, 査読無し, 招待有り - 広島芸術学会第29回大会研究発表「積極的平和と芸術──『ゼロ平和』から見る芸術の創造的価値」
柿木伸之
広島芸術学会会報, (134), 4-4, 2015年08月28日, 査読無し, 招待有り - 記憶を分有する民衆を、来たるべき東洋平和へ向けて創造する──平和を掠め取り、言葉を奪い、生きることを収奪する力に抗して
柿木伸之
図書新聞, (3218), 2-2, 2015年08月08日, 査読無し, 招待有り - 映像に見るヒロシマ
柿木伸之
ひろしま復興・平和構築研究事業『広島の復興の歩み』, 48-49, 2015年03月31日, 査読有り, 招待有り - アウシュヴィッツとヒロシマ以後の詩の変貌──パウル・ツェランと原民喜の詩を中心に【報告】
柿木伸之
原爆文学研究会報, (46), 5-5, 2015年02月23日, 査読無し, 招待有り - 芸術の力で死者の魂と応え合う時空間を──被爆70周年の広島における表現者の課題
柿木伸之
広島芸術学会会報, (131), 1-1, 2015年02月20日, 査読無し, 招待有り - 夢幻能の精神からの新たなオペラの誕生──細川俊夫《リアの物語》によせて
柿木伸之
Hiroshima Happy New Ear Opera II:細川俊夫《リアの物語》公演プログラム, 6-6, 2015年01月30日, 査読無し, 招待有り - 掟を知らない自由を歌うオペラ、その掟破りの新しさ──ビゼーの『カルメン』に寄せて
柿木伸之
ひろしまオペラルネッサンス2014年公演『カルメン』プログラム, 6-6, 2014年09月27日, 査読有り, 招待有り - 「そっくり」の深淵へ──このしたPosition!!リーディング公演「人間そっくり」を観て
広島芸術学会会報, (128), 4, 2014年07月01日, 査読有り - 広島交響楽団第335回定期演奏会プログラム・ノート
広島交響楽団第335回定期演奏会プログラム, (335), 5–8, 2014年01月31日, 査読無し - 小さな広場(カンピエッロ)における言葉と音楽の幸福な結婚──ヴォルフ=フェッラーリの『イル・カンピエッロ』によせて
ひろしまオペラルネッサンス2013年度公演:エルマンノ・ヴォルフ=フェッラーリ『イル・カンピエッロ』公演プログラム, 6, 2013年10月19日, 査読無し - シューベルトの原像──このディスクによせて
伊藤恵『シューベルト・ピアノ作品集』第5集ライナーノート, 1–2, 2013年04月30日, 査読無し - 魂に息を吹き込む魔法の笛
柿木伸之
2012年度ひろしまオペラルネッサンス公演:モーツァルト『魔笛』プログラム, 7, 2012年12月01日, 査読無し - 細川俊夫《星のない夜──四季へのレクイエム》の解説とテクストの翻訳
柿木伸之
東京オペラシティ「コンポージアム2012」プログラム, 0(15), 11-28, 2012年05月24日, 査読無し, 招待有り - 息遣いが織りなす季節の巡り、それを断ち切る天使の叫び──ヒロシマとドレスデンを記憶する細川俊夫のオラトリオ「星のない夜」の日本初演に寄せて
intoxicate(タワーレコード情報誌), 97, 13, 2012年04月01日, 査読無し - 待つことの深みから──細川俊夫のオペラ『班女』に寄せて
ひろしまオペラ・音楽推進委員会主催Hiroshima Happy New Ear Opera I細川俊夫『班女』公演プログラム, 8, 2012年01月20日, 査読無し - アンティゴネ
ヒロシマ平和映画祭2011Guide Book, (266), 149-149, 2012年01月, 査読無し - AUGUST
ヒロシマ平和映画祭2011Guide Book, 32, 2011年11月29日, 査読無し - 抵抗としての文化を語るII
ヒロシマ平和映画祭2011Guide Book, 44, 2011年11月29日, 査読無し - ギフト
柿木伸之
ヒロシマ平和映画祭2011Guide Book, 45, 2011年11月29日, 査読無し - 街に躍り出る自由と屋根裏部屋の友愛、そして貧しき者たちの恋
ひろしまオペラルネッサンス公演『ラ・ボエーム』プログラム, 6, 2011年09月10日, 査読無し - 「ひろしまを描く」場を今一度開くために──シンポジウム「ひろしまを描く──映像とことば」を聴いて
広島芸術学会報, (109), 7–8, 2010年09月10日, 査読無し - 恐怖の時代に生きる者たちの魂の歌、そして神の沈黙
ひろしまオペラルネッサンス平成22年度オペラ公演『カルメル会修道女の対話』公演プログラム, 17–18, 2010年08月28日, 査読無し - 新たな戦争を内側から乗り越えるために──「アメリカ、オキナワ、ヒロシマ」によせて
ヒロシマ平和映画祭2009 Guide Book, 18, 2009年11月20日, 査読無し - 三池──終わらない炭坑の物語
ヒロシマ平和映画祭2009 Guide Book, 74, 2009年11月20日, 査読無し - 全宇宙と半分の世界との狭間で──ヴェルディの『椿姫』によせて
柿木伸之
ひろしまオペラルネッサンス平成21年度オペラ公演『椿姫』公演プログラム, 6, 2009年09月, 査読無し - 誘惑者の音楽、あるいは飼い馴らしえない生の肯定──モーツァルトの『ドン・ジョヴァンニ』によせて
柿木伸之
ひろしまオペラルネッサンス公演『ドン・ジョヴァンニ』プログラム, 6, 2008年11月, 査読無し - 記憶する身体と時間
柿木伸之
ヒロシマ・アートドキュメント2008, 0(15), 1-2, 2008年08月16日, 査読無し, 招待有り - 古(いにしえ)の声が呼び覚まされる現場への誘い
柿木伸之
ひろしまオペラルネッサンス『オペラ通信』2008年夏号, 29, 6, 2008年08月, 査読無し - 越境する自由、その鮮烈な響き──ビゼーの『カルメン』によせて
柿木伸之
ひろしまオペラルネッサンス公演『カルメン』プログラム, 2007年11月, 査読無し - ヒロシマ平和映画祭2007 Guide Book
青原さとし; 三浦須満子; 上村崇; 渡辺朝香; 友川千寿美; 藤井尚子; 奥一浩; 東琢磨; 道面雅量; 繁沢敦子; 高橋博子; 竹峰誠一郎; 熊谷博子; 住岡正明; 中森進一; M; 小林一平; 湯浅正恵; 今村沙絵; 野間伸次; 岡真理; 川村康恵; 服部淳子; コリン・コバヤシ; 宇野昌樹; 岡本三夫; 宮田信; 尾道に映画館を作る会; 隆杉純子
ヒロシマ平和映画祭2007 Guide Book, 56, 2007年08月, 査読無し - 音楽による愛の救済、そして和解という希望──モーツァルトの『フィガロの結婚』によせて
柿木伸之
ひろしまオペラルネッサンス公演『フィガロの結婚』プログラム, 2006年10月, 査読無し - 死の影のなかから浮かびあがる新たな生の全貌へ──プッチーニの「三部作」によせて
柿木伸之
ひろしまオペラルネッサンス公演「修道女アンジェリカ+ジャンニ・スキッキ」プログラム, 2005年10月, 査読無し - 「魔笛」──矛盾に満ちたリアリティを映し出すユートピアの瞬間
柿木伸之
広島オペラルネッサンス公演「魔笛」プログラム, (11), 4, 2004年10月, 査読無し - 歌芝居のメタモルフォーゼン──ドイツ語によるオペラ小史
柿木伸之
広島市文化財団オペラ推進委員会「ひろしまオペラルネッサンス」広報誌『オペラ通信』, (21), 5, 2004年09月, 査読無し - 『蝶々夫人』──いくつものまなざしが交錯する舞台
柿木伸之
ひろしまオペラルネッサンス日韓提携オペラ公演「蝶々夫人」プログラム, (10), 6, 2003年10月, 査読無し
書籍等出版物
- 広島──爆心都市からあいだの都市へ 「ジェンダー×植民地主義 交差点としてのヒロシマ」連続講座論考集
高雄きくえ, 共著, 〈公園都市〉を視る写真の批評性──笹岡啓子『PARK CITY』への応答として
インパクト出版会, 2022年11月
9784755403262 - ベンヤミンの経験への問い──1930年代を焦点に
柿木伸之; 茅野大樹; 田邉恵子; 影浦亮平; 竹峰義和, 共編者(共編著者), まえがき
一般社団法人日本独文学会, 2021年10月
9784908452345 - 周縁に目を凝らす──マイノリティの言語・記憶・生の実践
広島市立大学国際学部多文化共生プログラム, 共著, 地図の余白から──記憶の交差路としての広島へ
彩流社, 2021年04月
9784779127380 - メルロ゠ポンティ哲学者事典別巻──現代の哲学・年表・総索引
加賀野井秀一; 伊藤泰雄; 本郷均; 加國尚志監修, その他, 大項目「ヴァルター・ベンヤミン」
白水社, 2017年11月, 査読無し
9784560093146 - 続・ハイデガー読本
秋富克哉; 安部浩; 一郎, 共著, ブロッホ、ローゼンツヴァイク、ベンヤミン──反転する時間、革命としての歴史
法政大学出版局, 2016年04月, 査読無し
9784588150777 - 子どもは無限大──人間力につながるあそび・アート
鹿児島県子ども; 周年記念誌編集委員会, 共著, 52–53
南日本新聞開発センター, 2012年12月, 査読無し
9784860741976 - 広島の現在と〈抵抗としての文化〉 ──政治、芸術、大衆文化
柿木伸之, 編者(編著者), 「広島の現在と抵抗としての文化──政治、芸術、大衆文化と広島」他
ひろしま女性学研究所, 2011年07月
9784907684297 - アメリカ、オキナワ、ヒロシマ──新たな戦争を越えるために
柿木伸之, 編者(編著者), 「アメリカ、オキナワ、ヒロシマ──イントロダクションに代えて」他
ひろしま女性学研究所, 2010年12月, 査読無し
9784907684273 - 他者との来たるべき共生へ向けた哲学的試論──歓待と応答からの共生
柿木伸之; 野崎亜紀子; 潮崎智美; 二村英夫; 大野亜由未; 金谷信子; 大庭千恵子, 共著, 117–152
ミネルヴァ書房, 2010年02月, 査読無し - 広島からG8批判のための理論を──覚え書き風のスケッチとして
柿木伸之, 単著, 75
ひろしま女性学研究所, 2009年02月, 査読無し - 翻訳としての言語活動
柿木伸之, 共著, 371
中央公論新社, 2008年08月, 査読無し - ベンヤミン
柿木伸之, 共著, 419
中央公論新社, 2008年03月, 査読無し - 応答する力へ──ベンヤミンの言語哲学の射程
柿木伸之; 高梨友宏; 石黒義昭; 伊藤政志; 来栖哲明; 岡村康夫; 茂牧人; 塩路憲一; 佐野之人; 滝紀夫; 瀧将之; 米持和幸; 寄川条路, 共著, 49
萌書房, 2007年10月, 査読無し
講演・口頭発表等
- 人間の彼方からうたう──破局からの詩学のために
柿木 伸之
第18回形象論研究会シンポジウム「危機のイメージ/イメージの危機──形象のゆくえを危機 Krise、批判 Kritik、戦争 Kriegの3Kから考える」, 2024年03月, 形象論研究会 - 言語の正義のための行為としての翻訳──ヴァルター・ベンヤミンの翻訳理論の実践的意義に関する一考察
柿木 伸之
国際ヴァルター・ベンヤミン協会ワルシャワ研究集会, 2023年09月, 国際ヴァルター・ベンヤミン協会 - 言語の死後の生へ──ベンヤミンの「翻訳者の課題」とその継承
柿木伸之
シンポジウム「〈翻訳者の使命〉はいかに受け継がれたのか──ベンヤミン「翻訳者の使命」と20世紀フランスを中心とするその受容」, 2023年03月, 立命館大学間文化現象学研究センター, 招待有り - 想像の解放による救済へ──ベンヤミンのイメージの美学の射程
柿木伸之
第17回形象論研究会, 2023年03月, 形象論研究会 - なぜ今芸術が平和に必要か──『燃エガラからの思考──記憶の交差路としての広島へ』から考える
柿木伸之
日本平和学会2022年秋季研究集会「平和と芸術」分科会, 2022年11月, 日本平和学会, 招待有り - 断絶からの歴史の展開のために──『断絶からの歴史──ベンヤミンの歴史哲学』への批評に応えて
柿木伸之
立命館大学間文化現象学研究センター研究会「柿木伸之『断絶からの歴史──ベンヤミンの歴史哲学』合評会」, 2021年12月, 立命館大学間文化現象学研究センター, 招待有り - 地を這うものたちの歴史──断絶の記憶から
柿木伸之
京都大学人文科学研究所シンポジウム「抑圧されたものの痕跡を求めて/辿って──記憶の存在論と歴史の地平II」, 2020年12月, 京都大学人文科学研究所, 招待有り - 音楽゠劇の批判的構成に向けて──ベンヤミンとアドルノの美学を手がかりに
柿木伸之
シンポジウム「シアトロクラシー──観客の美学と政治学」, 2017年09月, 大阪大学大学院文学研究科美学研究室, 招待有り - 細川俊夫の作品に見る現代の芸術としてのオペラの可能性
柿木伸之
シンポジウム「ドイツでオペラをつくるということ──ハンブルク歌劇場での細川俊夫のオペラ《海、静かな海》初演を振り返る」, 2016年03月, 中央大学人文科学研究所, 招待有り - 広島から現代のオペラを創るために:細川俊夫《リアの物語》広島初演の成果と課題
柿木伸之
シンポジウム「《リアの物語》から考える:日本での現代オペラ上演の現状と課題」, 2015年03月, 中央大学人文科学研究会, 招待有り - 広島から現代のオペラを創るために──細川俊夫《リアの物語》広島初演の成果と課題
柿木伸之
シンポジウム「《リアの物語》から考える──日本での現代オペラ上演の現状と課題」, 2015年03月, 中央大学人文科学研究所, 招待有り - アウシュヴィッツとヒロシマ以後の詩の変貌──パウル・ツェランと原民喜を中心に
柿木伸之
第46回原爆文学研究会「戦後70年」連続ワークショップIV「カタストロフィと〈詩〉」, 2014年12月, 原爆文学研究会, 招待有り - もう一つの歴史の概念のために
日独哲学会議──2011年3月11日以後の哲学の可能性, 2012年03月, ドイツ文化センター - 生きることをつなぐ──抵抗としての文化を想像/創造するために
広島市立大学社会連携プロジェクト研究&ヒロシマ平和映画祭2011共同企画「抵抗としての文化を語るII」シンポジウム「抵抗としての文化を想像/創造するために──オキナワとヒロシマから考える」, 2011年12月, 広島市立大学社会連携プロジェクト研究「映像作品を媒体とする記憶の継承の可能性の探究」、ヒロシマ平和映画祭実行委員会 - 谺の美学試論──ベンヤミンの言語哲学の美学的補遺のための素描として
山口大学人文学部公開研究会, 2011年03月 - 未聞の記憶へ──記憶の痕跡としての、想起の媒体としての芸術作品の経験、その広島における可能性によせて
柿木伸之
広島芸術学会第22回大会シンポジウム「アートにおける『記録と記憶』」, 2008年07月, 広島芸術学会 - メシアニズムなきメシア的なものの系譜──ベンヤミンとデリダの「メシア的なもの」をめぐる思考
柿木伸之
日本現象学会第29回研究大会ワークショップ「ユダヤ的思想と現象学」, 2007年11月, 日本現象学会, 招待有り - 「経験」の廃墟から新たな歴史の経験へ──経験の可能性を探究するベンヤミンの思考をめぐって
柿木伸之
比較思想学会第32回大会シンポジウム「歴史・経験・論理」, 2005年06月, 比較思想学会, 招待有り
担当経験のある科目_授業
- 国際文化特別講義(大学院)
2023年04月 - 現在
西南学院大学 - 美学・芸術学演習(大学院)
2022年04月 - 現在
西南学院大学 - 美学・芸術学特殊講義(大学院)
2021年04月 - 現在
西南学院大学 - 卒論演習A/B
2021年04月 - 現在
西南学院大学 - 専門演習A/B
2021年04月 - 現在
西南学院大学 - 導入演習A/B
2021年04月 - 現在
西南学院大学 - 基礎演習A/B
2021年04月 - 現在
西南学院大学 - 文化コース基礎論f(1/2)
2021年04月 - 現在
西南学院大学 - 哲学A/B
2021年04月 - 現在
西南学院大学 - 美学・芸術学A/B
2021年04月 - 現在
西南学院大学 - 戦争と平和に関する学際的考察
現在
広島大学 - 平和と人権A
現在
広島市立大学 - 卒業論文
2021年04月
西南学院大学 - ドイツ語I
立正大学 - ドイツ語II
上智大学文学部哲学科 - 哲学
広島都市学園大学 - 人間の存在
日本赤十字広島看護大学 - 哲学A/B
広島大学 - 世界の文学
広島市立大学 - 現代思想I/II
広島市立大学大学院国際学研究科 - 基礎演習
広島市立大学国際学部 - 発展演習I/II
広島市立大学国際学部 - 卒論演習I/II
広島市立大学国際学部 - 専門演習I/II
広島市立大学国際学部 - 国際研究入門
広島市立大学国際学部 - 多文化共生入門
広島市立大学国際学部 - 哲学B
広島市立大学 - 人間論A
広島市立大学大学院国際学研究科 - 社会文化思想史I/II
広島市立大学国際学部 - 共生の哲学I/II
広島市立大学
Works_作品等
- Hiroshima Happy New Ear Opera II:細川俊夫《リアの物語》日本語字幕制作
柿木伸之; 平野満
2015年01月 - 2015年02月, 芸術活動 - Hiroshima Happy New Ear XVII:細川俊夫《大鴉》日本語字幕制作
柿木伸之; 平野満
2014年10月 - 2014年10月, その他 - Hiroshima Happy New Ear XV:バーバラ・ハンニガン リサイタル プログラム歌詞対訳
平野満
2013年09月 - 2013年09月, その他 - 半田美和子ソプラノ名曲集『Khôra: Niemandslied』歌詞対訳
2012年12月 - 2012年12月, その他
共同研究・競争的資金等の研究課題
社会貢献活動
メディア報道
- 伝記映画「オッペンハイマー」私はこう見た
西日本新聞, 文化面, 2024年04月11日, 新聞・雑誌 - 物語の断片に犠牲の世界史凝縮
毎日新聞, 金曜カルチャー西部発(文化&芸能), 2023年12月01日, 新聞・雑誌
学術貢献活動
その他
- 水俣を想う歴史家と哲学者の対話──生類の歴史へ
2023年10月 - 2023年10月 - 上映会「ヒロシマのアーカイブについて考える」トーク出演
2023年08月 - 2023年08月 - ジェルジ・リゲティ《マカーブルの秘密》歌詞対訳
2023年03月03日 - 『燃エガラからの思考──記憶の交差路としての広島へ』刊行記念ライブトーク
2022年11月24日 - シンポジウム「『国葬』を考える」における発言
2022年09月27日 - 路を仮設する──柿木伸之『燃エガラからの思考』と渡邊英理『中上健次論』をめぐって
2022年09月23日 - オープニング・トーク「記憶と文化──ホロコーストと原爆の詩人」
2022年08月22日 - 2022年08月22日 - イザベル・ムンドリー自作解説翻訳──サマーフェスティバル2022テーマ作曲家
2022年08月21日 - 2022年08月21日 - 現代における救済や解放はいかにして可能か──オルタナティヴな歴史記述としての『パサージュ論』
2021年12月11日 - 2021年12月11日