西村 将洋
国際文化学科 | 教授 |
プロフィール文学テクスト(詩、小説、エッセイ、批評)を、 (1) 歴史的に位置づけたり、 (2) 理論的に考察したり、 (3) 文化諸領域(美術、思想、建築、映像など)と結びつけて分析したり、しています。 ただし、常に関心の根本にあるのは、言葉の〈強度〉を探究すること、です。 現在は〈日本で生まれた後で日本から離れた場所に行く〉というテーマについて研究を行っています。 〈離れた場所〉に行くのは、人間だけでなく、植物や動物などの人間以外の生物、芸術作品や建築などの物質的なもの、あるいは言葉や美意識及び思想など、様々なケースが考えられます。
研究キーワード
経歴
- 2014年04月 - 現在
西南学院大学, 国際文化学部 国際文化学科, 教授 - 2019年08月 - 2020年08月
SOAS University of London,, Department of East Asian Languages and Cultures,, Visiting Scholar - 2007年04月 - 2014年03月
西南学院大学, 国際文化学部 国際文化学科, 准教授 - 2010年04月 - 2011年03月
大学共同利用機関法人 国際日本文化研究センター, 共同研究員/共同研究名「『日本浪曼派』とアジア」 - 2006年07月 - 2008年06月
サントリー文化財団2006年度助成共同研究, 共同研究者/共同研究名「1910-30年代日本における《作ること》の諸相とその精神史的意味」 - 2005年06月 - 2007年03月
奈良教育大学, 教育学部, 非常勤講師 - 2004年04月 - 2007年03月
日本学術振興会, 特別研究員PD - 2005年04月 - 2006年09月
同志社大学, 文学部, 嘱託講師 - 2004年04月 - 2005年03月
大学共同利用機関法人 国際日本文化研究センター, 共同研究員/共同研究名「日本の近代化過程における技術と身体の思想」
学歴
委員歴
論文
- ★【coming soon!】ロンドンの近代日本語メディア――雑誌『日英新誌』と19-20世紀転換期の日英交流史を読む
西村将洋
『日本近代文学館年誌 資料探索』日本近代文学館, (20), 2025年03月, 査読無し, 招待有り - シュールレアリスムをいかに語るか――花田清輝とマックス・エルンストの問題系
西村 将洋
『1890-1950年代日本における《語り》についての学際的研究 成果論集――平成21年度科学研究費補助金助成基盤研究(B)(21320021)』, 121-140, 2012年10月, 査読無し - 板垣鷹穂と機械的生命――合理主義の彼方へ
西村 将洋
『彷書月刊』(特集:板垣鷹穂の照準儀), 23巻(3号), 26-29, 2007年02月, 査読無し - 日本近代文学における伝統性とモダニズム―― 一九二〇年代から一九四〇年代の異文化交渉と《日本的なもの》
西村 将洋
同志社大学,博士(国文学), 本編:全307頁/資料編:全102頁, 2006年07月, 査読無し - もう一冊のMAVO――『MAVO染織図案集』
西村 将洋
『彷書月刊』(特集ダダイスト・村山知義の肖像), 17(6), 24-25, 2001年05月, 査読無し
MISC
- 「新刊紹介 有元伸子・府中市上下歴史文化資料館編『岡田(永代)美知代著作集』」
西村将洋
『昭和文学研究』(昭和文学会), (87), 278, 2023年09月 - 「新著『谷崎潤一郎の世界史――『陰翳礼讃』と20世紀文化交流』」
西村将洋
『SEINAN Spirit』(西南学院大学), (225), 26, 2023年06月 - 「書評 和田敦彦編『「大東亜」の読書編成――思想戦と日本語書物の流通』」
西村将洋
『昭和文学研究』(昭和文学会), (86), 224-226, 2023年03月 - 「世界の図書館 The British Library(大英図書館)」
西村将洋
『西南学院大学 図書館報』, (188), 4, 2020年04月 - ★ジョン・H・ディクソン「現代日本の美術家たちについて」――1902年、ロンドン日本協会での発表論文(翻訳と注釈)
西村 将洋
国際文化論集(西南学院大学), 34(2), 489-531, 2020年03月, 査読無し - 「書評 奥山文幸編『蓮田善明論――戦時下の国文学者と〈知〉の行方』」
西村 将洋
『昭和文学研究』(昭和文学会), (77), 166-168, 2018年09月, 査読無し - 「鏡」「巴里/パリス」「飛行機/空中飛行器」
西村 将洋
小森陽一編『漱石辞典』翰林書房, 152,184-186,291, 2017年05月, 査読無し - 「新刊紹介 尾崎翠フォーラム実行委員会編『尾崎翠を読む 講演編Ⅰ』『尾崎翠を読む 講演編Ⅱ』」
西村将洋
『昭和文学研究』(昭和文学会), (74), 234, 2017年03月, 査読無し - 「新刊紹介 西田谷洋著『テクストの修辞学――文学理論、教科書教材、石川・愛知の近代文学の研究』」
西村将洋
『昭和文学研究』(昭和文学会), (71), 82, 2015年09月, 査読無し - 「茨木のり子」「吉野弘」「日塔聰」「大滝安吉」「田島絹亮」
西村 将洋
日本近代文学会東北支部編『東北近代文学事典』勉誠出版, 59, 95, 342, 408, 547, 2013年06月, 査読無し - 「保田與重郎」「阪田寛夫」「上村松園」「上村松篁」「津田青楓」「深田康算」
西村 将洋
日本近代文学会関西支部編『京都近代文学事典』和泉書院, 61, 150, 235, 299, 349-351, 2013年05月, 査読無し - 「淀川長治」「長尾良」「中川佐和子」「小田原ドラゴン」「樹崎聖」
西村 将洋
日本近代文学会関西支部編『兵庫近代文学事典』和泉書院, 77, 104, 241, 364, 2011年10月, 査読無し - 「中野重治「歌」」「丸山薫「砲塁」」「伊東静雄「私は強ひられる――」」
西村 将洋
『日本語 文章・文体・表現事典』朝倉書店, 615, 616, 619, 2011年06月, 査読無し - ★「普請中のベルリン―森鴎外と横断的〈近代〉を思考する人のために」(※美留町義雄著『鴎外のベルリン』の書評)
『図書新聞』, (第2993号), 第4面, 2010年12月, 査読無し - 「VOU(第三次1949-1956年)」「ろんすたあ」「亜ふれる」「同時代(1965-1969年)」
『戦後詩誌総覧⑧――60年代詩から70年代詩へ』(日外アソシエーツ), 3-4, 653-663, 671-695頁, 2010年08月, 査読無し - 「シンポジウム:西條八十と中原中也――大衆文化の成立と流行をめぐって」
佐々木幹郎; 樋口覚; 西村将洋
『中原中也研究』, (第15号), 40-74, 2010年08月, 査読無し - 「砦」
『戦後詩誌総覧⑦――言葉のラディカリズム』(日外アソシエーツ), 496-508, 2010年05月, 査読無し - 「無限」
『戦後詩誌総覧⑥――1950年代の〈日常〉と〈想像力〉』(日外アソシエーツ), 308-409, 2010年02月, 査読無し - 「今日」「詩炉」「詩炉通信」
『戦後詩誌総覧⑤――感受性のコスモロジー』(日外アソシエーツ), 58-65, 329-343頁, 2009年11月, 査読無し - 「知らないことを知ってみる:研究室訪問―読む力」
『avanti福岡』, 第16巻(第9号), 27頁, 2009年08月, 査読無し - 「表現者の意識――西條八十と一九三〇年前後」
『中原中也の会会報』, (第26号), 2頁, 2009年07月, 査読無し - 「近代詩苑」「純粋詩」
『戦後詩誌総覧④――第二次世界大戦後の〈実存〉と〈思想〉』(日外アソシエーツ), 7-11, 186-209頁, 2009年06月, 査読無し - 「ユリイカ」(1974年-1975年)
『戦後詩誌総覧③――戦後詩のメディアⅢ』(日外アソシエーツ), 221-278, 2009年01月, 査読無し - 「詩学」(1968年-1969年)
『戦後詩誌総覧②――戦後詩のメディアⅡ』(日外アソシエーツ), 484-516, 2008年12月, 査読無し - 「昭和の浪漫主義」「詩と写真」「岩佐東一郎」「阪本越郎」「城左門」「中野嘉一」「浅野晃」「八十島稔」「ドノゴトンカ」「マヴォ」「マダム・ブランシュ」
『現代詩大事典』(三省堂), 18, 86, 251-252, 289-290, 330-331, 337-338, 472, 494, 606, 612, 670-671頁, 2008年, 査読無し - 「現代詩手帖」(1963年),「日本未来派」(1964-1966年)
『戦後詩誌総覧①――戦後詩のメディアⅠ』(日外アソシエーツ), 116-133, 578-595頁, 2007年, 査読無し - 「金鍾漢・解説」
『文学で考える〈日本〉とは何か』(双文社出版), 67-68, 2007年, 査読無し - 美術の眼の革命」「佐久間政一『表現派の芸術』」「マリネツティ『電気人形』」「エルンスト・トルレル『独逸男ヒンケマン』」「村山知義『人間機械』」「村山知義『カンデインスキー』」「森口多里『表現主義建築図集』」「『MAVO染織図案集』」
『日本のアヴァンギャルド』(世界思想社), 78-79, 39,58, 63, 75, 86, 94, 96頁, 2005年05月, 査読無し - 「桜井忠温『肉弾』」「水野広徳『此一戦』」「横山美智子『緑の地平線』」「松本健一『エンジェル・ヘアー』」「真鍋呉夫『飛ぶ男』」「光岡明『機雷』」「成田憲彦『官邸』」他
『日本現代小説大事典』(明治書院), 133-134,258-259,293,394,733-734,766-767,773,1008-1009,1242,1310,1348-1349,1353-1355,1381頁, 2004年, 査読無し - 「新著紹介 外村彰著『近江の詩人 井上多喜三郎』」
『日本近代文学』, (69集), 310頁, 2003年10月, 査読無し - 「おく霜」「『少年文集』所収の作品」「『よしあし草』所収の作品」
『小林天眠と関西文壇の形成』(和泉書院), 93-96, 166-172頁, 2003年, 査読無し - 「縫田栄四郎・志賀重昂・山岡光太郎・笠間杲雄著『波斯より土耳古まで』」
『文化人の見た近代アジア』第24巻(ゆまに書房), 解説欄:1-4頁, 2002年, 査読無し - 「長谷川春子『北支蒙疆戦線』」
『文化人の見た近代アジア』第8巻(ゆまに書房), 解説欄:1-4頁, 2002年, 査読無し - 「中河与一『万葉の精神』」「中谷孝雄「吉野」」
『古代の幻』(世界思想社), 199, 209頁, 2001年, 査読無し
書籍等出版物
共同研究・競争的資金等の研究課題
- 日英同盟期の外交と日本文学及び文化に関する基礎研究1880s-1920s
2017年04月 - 2020年03月 - 昭和10年代における文学の〈世界化〉をめぐる総合的研究
2015年04月 - 2018年03月 - 1890-1950年代日本における≪語り≫についての学際的研究
2009年04月 - 2012年03月 - 近代日本文学・文化のジャポニズム受容に関する総合的研究
2007年04月 - 2009年03月 - 日本の伝統性と一九三〇年代モダニズムの相互交渉に関する学際的文学研究
2004年04月 - 2007年03月
社会貢献活動
- 世界情勢から日本文学を読む――夢野久作『犬神博士』と文化横断性
講師
朝日カルチャーセンター福岡教室, アジアへの玄関口―福岡・博多の歴史と文化/第4回 福岡と文学, 2015年02月02日 - 国際文化――日本人の異文化体験と文化交流
講師
久留米高校, 総合的な学習の時間「NEWセサミプラン」, 2013年07月24日 - 美術館という物語――大原美術館と〈文化の記憶〉
講師
西南学院大学国際文化学部ゼミナール連合, 西南学院大学第58回大学祭「市民大学講座」, 2007年11月16日 - 都市の心を読む:谷崎潤一郎とサイレント映画
講師
大阪府四条畷市立公民館, 四条畷市立公民館講座「くらしと文化」, 2006年09月21日
メディア報道
- 書評:(無署名)「『谷崎潤一郎の世界史』西村将洋著」
中日新聞東京本社, 『東京新聞』, 日曜版「東京読書会Tokyo Book Club」朝刊第11面, 2023年05月06日, 新聞・雑誌 - 書評:苅部直氏(政治学者 東京大教授)「『谷崎潤一郎の世界史』西村将洋著」
読売新聞社, 『読売新聞』, 日曜版「本よみうり堂」朝刊第13面, 2023年04月23日, 新聞・雑誌 - 作家・阿部和重氏との対談「読書教養講座―フィクションとリテラシーについて」
読売新聞社, 『読売新聞』, 朝刊19面, 2010年06月29日, 新聞・雑誌 - 「知らないことを知ってみる:研究室訪問―読む力」
福岡・北九州の働く女性を応援するavanti福岡, 『avanti福岡』第16巻第9号, 27頁, 2009年08月20日, 新聞・雑誌 - 作家・多和田葉子氏との対談「読書教養講座――紙のエロス、洋書は魔の薬」
読売新聞社, 『読売新聞』, 朝刊14面, 2009年07月25日, 新聞・雑誌 - 作家・松浦理英子氏との対談「読書教養講座――書きながら読む」
読売新聞社, 『読売新聞』, 朝刊14面, 2009年05月25日, 新聞・雑誌 - 作家・山崎ナオコーラ氏との対談「読書教養講座――大学で日本文学を学ぶということ(私も日文卒です)」
読売新聞社, 『読売新聞』, 朝刊14面, 2008年07月21日, 新聞・雑誌