柳沢 史明

国際文化学科准教授

プロフィール*2025年3月8日に対面(西南学院大学)+オンラインにて、「絵はがきの蒐集:イメージを所有することの政治性と愉悦」(仮)と題したシンポジウムを開催予定です(民族藝術学会と科研費の主催という形になります)。詳細が決まり次第こちらにも掲載いたします。   *クローズドの研究会ではございますが、ベナンの文化財返還に関する報告を民博にて行う予定です(2024年11月16日)。   *国立民族学博物館と日本経済新聞社による公開講演会「民族✕アートの現在 美をめぐる政治のゆくえ」(2024年11月8日)に登壇させていただきます。東京都千代田区の日経ホールでの開催となります(WEBでのライブ中継もあるとのことです)。参加費無料とのことですが事前申込制とのことです。詳しくは下のHPよりご確認ください。 https://www.minpaku.ac.jp/ai1ec_event/55138   *関西学院大学にて行われます日本フランス語フランス文学会2024年秋季大会(10/26-27)内のワークショップ(1930年代の文学・美術における新しい人間像の探求─ネオユマニスム、ポストモダン、来るべき調和)にて発表予定です。内容は1930年代のコレクターとその室内に関するものです。ご関心のある方は学会HPをご参照ください。 https://www.sjllf.org/taikai

学位

  • 博士(文学), 東京大学

研究分野

  • 人文・社会, 美学、芸術論

経歴

  • 2023年04月
    西南学院大学, 国際文化学部 国際文化学科, 准教授
  • 2020年04月 - 2023年03月
    西南学院大学, 国際文化学部 国際文化学科, 講師
  • 2018年04月 - 2020年03月
    早稲田大学, 非常勤講師
  • 2017年04月 - 2020年03月
    東京大学大学院, 人文社会系研究科, 助教
  • 2016年09月 - 2020年03月
    桜美林大学, 非常勤講師
  • 2015年04月 - 2020年03月
    江戸川大学, 非常勤講師
  • 2013年04月 - 2019年03月
    昭和女子大学, 非常勤講師
  • 2015年04月 - 2018年03月
    國學院大学, 非常勤講師
  • 2014年 - 2017年
    東京大学大学院, 人文社会系研究科, 教務補佐員
  • 2014年 - 2015年
    金沢美術工芸大学, 非常勤講師
  • 2011年04月 - 2014年03月
    日本学術振興会, 特別研究員(PD)
  • 2013年 - 2014年
    日本大学, 非常勤講師
  • 2011年09月 - 2012年08月
    Maison des Sciences de l'Homme, 外国人研究員

学歴

  • 2003年04月 - 2011年03月, 東京大学大学院, 人文社会系研究科, 美学芸術学
  • 2001年04月 - 2003年03月, 東京大学, 文学部, 思想文化学科 美学芸術学
  • 1999年04月 - 2001年03月, 東京大学, 文科III類

委員歴

  • 2021年04月 - 現在
    理事, 民族藝術学会
  • 2017年04月 - 2020年03月
    編集幹事, 美学会

受賞

  • 2019年
    第16回木村重信民族藝術学会賞, 民族藝術学会
    『〈〈ニグロ芸術〉の思想文化史―フランス美術界からネグリチュードへ〉』(水声社、2018年)に対して
    柳沢史明

論文

MISC

  • 「アール・ネーグルの物語ーー現代の視点から」
    柳沢史明
    パリ ポンピドゥー・センター キュビスム展 美の革命, 37(f. 290)-38(f. 291), 2023年10月
  • 翻訳:クロード・レヴィ=ストロース「インディオの化粧」、「アメリカ自然史博物館の北西沿岸部の芸術」
    柳沢史明
    『構造人類学ゼロ』中央公論新社, 215-234, 2023年08月
  • 「ニグロ・アート」とブラック・アート:誰が文化を規定するのか
    柳沢 史明
    美術手帖, (4月号), 137-144, 2023年03月, 査読無し
  • 書評:クリスティン・ロス(中村督・平田周訳)『もっと速く、もっときれいに 脱植民地化とフランス文化の再編成』(人文書院、2019年)
    柳沢史明
    『現代史研究』, (66), 71-76, 2020年12月
  • ニグロ芸術と黒人芸術
    柳沢史明
    arts/, 筆頭著者, (36), 22-25, 2020年03月, 査読有り
  • 書評:島本浣『日仏「美術全集」史」
    柳沢史明
    美学, (254), 112-116, 2019年06月, 査読有り
  • 翻訳:ジャン・ルーシュ「他者と聖性 聖なる遊戯、政治的なる遊戯」
    千葉文夫; 柳沢史明
    『ジャン・ルーシュ 映像人類学の越境者』森話社, 257-288, 2019年, 査読無し
  • 翻訳:ドミニク・ジャラセ「芸術をめぐる植民地体系、及びアール・デコへのエキゾティシズムの使用法」
    柳沢史明
    『エキゾチック×モダン アール・デコと異境への眼差し』(展覧会カタログ)東京都庭園美術館, 8-15, 2018年, 査読無し
  • De Tokyo, pour connaître les idées du Père Aupiais
    YANAGISAWA Fumiaki; TRICHET Pierre
    2016年03月, 査読無し
  • 芸術と遺体
    柳沢史明
    民族藝術学会会報, (77), 2-3, 2010年, 査読無し

書籍等出版物

  • アフリカからアートを売り込む 企業×研究
    柳沢史明; 緒方しらべ; 小川弘; 安齋晃史; 川口幸也; 板久梓織, 共編者(共編著者), 「アフリカからアートを売り込む--序文にかえて」、「アフリカからアートを運ぶ」【応答文】、「ティンガティンガ、その歴史と変化」【応答文】、「植民地状況下のアート--ダオメ王国文化とツーリストアート」、「座談会1:アフリカからアートを売り込むーーその遍歴をたどり経路をさぐる」「座談会2:人々とアートをつなぐ、アフリカと日本をつなぐ」
    水声社, 2021年06月
    9784801005822
  • 混沌の共和国: 「文明化の使命」の時代における渡世のディスクール
    柳沢 史明; 吉澤 英樹; 江島 泰子, 共編者(共編著者), 「「文明化の使命」の時代とその文化:序にかえて」、「芸術と宗教を介した植民地(主義)的歩み寄り:G・アルディとフランス領西アフリカ」
    ナカニシヤ出版, 2019年03月, 査読無し
    4779513669
  • Rapport Symposium international Art et affect en Afrique
    Yutaka SAKUMA, 分担執筆, «Sensibilité émotive»: Du formalisme de Fry au Humanisme de Senghor
    L'Institut de recherches sur les langues et les cultures d'Asie et d'Afrique, Université des Langues Étrangères de Tokyo, 2018年03月, 査読無し
  • 〈ニグロ芸術〉の思想文化史: フランス美術界からネグリチュードへ
    柳沢 史明, 単著
    水声社, 2018年03月, 査読無し
    4801003303
  • 異貌のパリ 1919-1939 シュルレアリスム、黒人芸術、大衆文化
    澤田直, 分担執筆, カール・アインシュタインによる《アフリカ美術研究のための方法》の探求
    水声社, 2017年07月, 査読無し
    4801002773
  • 西洋近代の都市と芸術 3 パリ 2 近代の相克
    天野知香; 佐藤直樹; 喜多崎親; 天野知香, 分担執筆, 両大戦間期ジュ・ド・ポーム美術館の袋小路――館長アンドレ・デザロワの苦悩と戦い
    竹林舎, 2015年12月, 査読無し
    4902084651
  • ブラック・モダニズム
    吉澤英樹; 吉澤 英樹, 分担執筆, 「リズム」を通して見る黒人表象――「黒人芸術」がもたらしたパン・アフリカ的黒人像
    未知谷, 2015年10月, 査読無し
    4896424824
  • 批評理論と社会理論〈1〉アイステーシス (叢書・アレテイア)
    仲正昌樹; 仲正昌樹, 分担執筆, さまよえるオブジェ――非西洋の器物に対する「芸術」としての資格とその言説
    御茶の水書房, 2011年11月, 査読無し
    4275009495

講演・口頭発表等

  • サリー・プライス再考:〈プリミティブ・アート〉の表象をめぐって
    民族芸術学会大会 シンポジウム「プリミティヴィズム再考」, 2021年04月
  • 《アール・ネーグル》の黄昏--ヴァルデマール・ジョルジュがみたアフリカ彫刻とモダニズムの行く末
    柳沢史明
    日仏美術学会 ワークショップ「1930年周辺のポストモダンとネオ・ユマニスムの文芸史観」, 2021年02月
  • 植民地状況下のアート――ダオメ王国文化とツーリストアート
    柳沢史明
    科研費シンポジウム「アフリカからアートを売り込むーー研究と企業の活動から考える現状と展望」, 2019年12月
  • 愛国者たちがみた〈アール・ネーグル〉:1910年代の「アフリカ形見」の活動を中心に
    柳沢史明
    民族藝術学会第149回研究例会, 2018年07月
  • フランス領西アフリカにおける芸術と宗教を介した植民地(主義)的歩み寄り
    柳沢史明
    日仏シンポジウム「アフリカ・カトリシズム・文化相対主義:ライシテの時代におけるプレ-モダン的徴表のゆくえ」, 2018年01月
  • 『情動的感受性』――ロジャー・フライのフォーマリズムからサンゴールのヒューマニズムへ
    柳沢史明
    国際シンポジウム「アフリカにおける芸術と情動」, 2017年08月
  • 「アフリカ美術研究のための方法」を求めて――カール・アインシュタインと「アール・ネーグル」
    柳沢史明
    日仏シンポジウム「芸術照応の魅惑II - 両大戦間期のパリ:シュルレアリスム、黒人芸術、大衆文化」, 2016年10月
  • アフリカ彫刻へのある親密なる愛情――F・エランス『バス・バシナ・ブル』におけるプリミティヴィスム
    柳沢史明
    日本フランス語フランス文学会2015年度秋季大会(ワークショップ), 2015年11月

担当経験のある科目_授業

  • 表象文化史
    2020年04月 - 現在
    西南学院大学
  • 美術史
    2020年04月 - 現在
    西南学院大学
  • 芸術・技術の哲学
    早稲田大学人間科学部
  • 近代美術史
    金沢美術工芸大学
  • 特殊講義
    國學院大學,日本大学
  • 美学
    昭和女子大学
  • 基礎演習
    國學院大學
  • ビジュアル・コミュニケーション
    江戸川大学
  • 芸術と社会
    桜美林大学
  • 原典講読
    東京大学

所属学協会

  • 民族藝術学会
  • 美学会
  • 日本アフリカ学会

共同研究・競争的資金等の研究課題

その他

  • 自著紹介(UTokyo Biblio Plaza):『混沌の共和国』
  • 自著紹介(UTokyo Biblio Plaza):『《ニグロ芸術》の思想文化史』