伊東 未来

国際文化学科准教授

学位

  • 博士(人間科学), 大阪大学

研究キーワード

  • 震災
  • 世界遺産
  • 都市
  • 民族
  • 交易
  • マリ
  • アフリカ
  • 文化人類学

研究分野

  • 人文・社会, 文化人類学、民俗学

経歴

  • 2022年04月 - 現在
    西南学院大学, 国際文化学部, 准教授
  • 2019年04月 - 2022年03月
    西南学院大学, 国際文化学部, 講師
  • 2018年04月 - 2019年03月
    関西学院大学先端社会研究所, Institute for Advanced Social Research, 専任研究員
  • 2017年04月 - 2018年03月
    兵庫県立大学地域創造機構, 特任助教
  • 2013年04月 - 2016年03月
    日本学術振興会, 特別研究員(PD)

学歴

  • 2003年04月 - 2013年03月, 大阪大学大学院, 人間科学研究科

委員歴

  • 2024年04月 - 現在
    『アフリカ研究』編集委員, 日本アフリカ学会
  • 2022年07月 - 現在
    運営委員, 九州人類学研究会
  • 2012年07月 - 現在
    フォーラム委員(副委員長), 公益財団法人 松下幸之助記念志財団

受賞

  • 2017年09月
    最優秀論文賞, International Conference on Vernacular Earthen Architecture, Conservation and Sustainability
    Transforming Kasena Houses and Indigenous Building Technology in Burkina Faso
    H. Kobayashi;T. Shimizu;M.Ito;S. Nakao

論文

  • トンブクトゥにおける写本の救出活動
    伊東未来
    国際文化論集, 36(1), 87-104, 2021年09月, 査読有り
  • 国内避難民としての福島原発事故避難者の精神的苦痛に関する研究 ― 苦難の人類学へ ―
    竹沢尚一郎; 伊東未来; 大倉弘之
    国際文化論集, 35(1), 39-114, 2020年09月, 査読有り
  • 福島原発事故区域外避難者はどう生きてきたか―原発賠償京都訴訟原告の陳述書分析から―
    竹沢尚一郎; 伊東未来
    国際文化論集, 34(2), 153-225, 2020年03月, 査読有り
  • "Changing Malian Women’s Economic Activities: Vending in the Market, Travelling the World”
    Miku ITO
    Japanese Review of Cultural Anthropology, 18(2), 2018年03月, 査読有り
  • "Transformation in the Kasena’s Large Earthen Compound Houses in Burkina Faso,'' "Transforming Kasena Houses and Indigenous Building Technology in Burkina Faso''
    H. Kobayashi; T. Shimizu; M. Ito; S.Nakao
    Vernacular and Earthen Architecture:Conservation and Sustainability, 2017年09月, 査読有り
  • Fouilles archéologique sur le site de Djiguila Tomo (village de Badougou Djoliba, Cercle de Kati)
    S. Takezawa; C.Mamadou; S. Coulibaly; M. Ito
    Sur les traces des grandes empires (Etudes Maliennes), Numero special, 2016年12月, 査読有り
  • 多民族都市ジェンネの人類学的研究
    伊東未来
    大阪大学大学院人間科学研究科, 2013年02月, 査読有り
  • 社会に呼応する同時代のアフリカン・アート――マリ共和国のアーティスト集団カソバネの実践を事例に
    伊東未来
    アフリカ研究, 75, 2009年, 査読有り

MISC

  • 特別企画:日本コミュニケーション学会(JCA)九州支部第30回大会基調講演 「ポストコロニアル・アフリカのコミュニケーション ―分断の接合はいかにして可能か―」
    伊東未来
    九州コミュニケーション研究, 22, 1-9, 2024年10月, 査読無し
  • 教授のヨノナカ考 いる人が見えない少子社会
    伊東未来
    Seinan Spirit, (226), 16-16, 2023年09月, 査読無し
  • 蔵書ギャラリー: European Colonialism in the Early 20th Century: French Colonialism in Africa: From Algeria to Madagascar, 1910-1930
    伊東未来
    図書館報, 190, 8-8, 2021年04月
  • たくさん作ってたくさん食べる
    伊東未来
    月刊みんぱく, 45(1), 6-6, 2021年01月, 査読無し
  • 「ジェンネ」
    伊東未来
    布野修司編『世界都市史事典』昭和堂, 2019年11月, 査読無し
  • 「地域志向型人材の育成に向けたフィールドワーク―「COCフィールドワーク基礎演習」の事例から」
    伊東未来
    『兵庫県立大学政策科学研究所 研究資料』, 278, 2018年02月, 査読無し
  • 「マリ」
    伊東未来
    中牧弘允編『世界の暦文化事典』, 2017年, 査読無し
  • 翻訳 『スクリブナー思想大事典』(丸善出版社) 「アフリカという概念」「黒人意識」「アフリカ思想におけるコミュニタリアニズム」「多文化主義(アフリカ)」「アフリカ思想における人格概念」ほか
    伊東未来
    2016年02月, 査読無し
  • 「侵華日軍南京大屠殺遇難同胞紀念館」「西大門刑務所歴史館」
    伊東未来
    『ミュージアムと負の記憶』, 253-257, 261-264, 2015年10月, 査読無し, 招待有り
  • 「お茶のない人生なんて」
    伊東未来
    vesta, 99, 22-23, 2015年08月, 査読無し
  • 作品解説
    伊東未来
    Vieux Farka Touré CDアルバム『Mon Pays』日本版, 2013年, 査読無し
  • 「泥のモスクは誰のもの」
    伊東未来
    月刊みんぱく, 34(12), 2012年, 査読無し
  • 世界の葬送事情「マリ共和国」
    伊東未来
    『再生』(NPO法人葬送の自由をすすめる会会報), 76(76), 30-33, 2010年03月, 査読無し
  • 「アフリカンプリントのある風景」
    伊東未来
    『更紗今昔物語――ジャワから世界へ――』, 2006年, 査読無し
  • サバンナの住まい:ブルキナファソ、カッセーナの「伝統」と変容
    清水孝夫; 中尾世治; 伊東未来; 小林広英; 亀井哲也
    アフリカ研究, 90, 97-107, 査読有り

書籍等出版物

  • ★アーカイブのちから: 世界は足跡に満ちている
    伊東 未来; 岩城 考信; 宮本 隆史; 森 昭子, 共著, 「はじめに」「2.トンブクトゥにおける写本の救出活動」「おわりに」「あとがき」
    風響社, 2023年11月
    4894898144
  • ★差別と資本主義――レイシズム・キャンセルカルチャー・ジェンダー不平等
    尾上 修悟; 伊東 未来; 眞下 弘子; 北垣 徹, キャンセルカルチャー―誰が何をキャンセルするのか, トマ・ピケティ; ロール・ミュラ; セシル・アルデュイ; リュディヴィーヌ・バンティニ
    明石書店, 2023年06月
    4750356034
  • イスラーム文化事典
    イスラーム文化事典編集委員会, 共著
    丸善出版, 2023年01月
    9784621307663
  • ★かかわりあいの人類学
    栗本英世; 村橋勲; 伊東未来; 中川理; 加藤敦典; 賈玉龍; 李俊遠; 森田良成; 椿原敦子; 岡野英之; 上田達; 木村自; 早川真悠; 藤井真一; 竹村嘉晃
    大阪大学出版会, 2022年04月
    4872597451
  • 宗教遺産テクスト学の創成
    木俣元一; 近本謙介, 分担執筆, 第二篇第五部コラム「なぜそこまでして文化財を守るのですか」―トンブクトゥ写本の救出活動の事例から
    勉誠出版, 2022年03月
    4585310088
  • 『世界都市史事典』
    布野修司, 分担執筆, ジェンネ
    昭和堂, 2019年11月, 査読無し
  • 『五国豊穣ひょうご―地域とともに歩む大学をめざして』
    伊東未来; 泉直亮; 李 素婷, 編者(編著者)
    2018年02月, 査読無し
    9784990987404
  • ★子どもたちの生きるアフリカ: 伝統と開発がせめぎあう大地で
    清水, 貴夫; 亀井, 伸孝, 分担執筆, 第Ⅳ部 第2章 クルアーンを詠唱する子どもたち――マリの古都ジェンネで
    昭和堂, 2017年11月
    4812216362
  • ★千年の古都ジェンネ : 多民族が暮らす西アフリカの街
    伊東, 未来
    昭和堂, 2016年03月
    9784812215333
  • ★『マリを知るための58章』
    竹沢尚一郎編著, 分担執筆, 担当全7章「ソンガイ」「ジェンネ」「食事」「布」「女の一生」「音楽」「コーラン学校」とコラム2編「ティナリウェン」「ナ・ハワ・ドゥンビア」
    明石書店, 2015年11月, 査読無し
    4750342521
  • 『アフリカ漁民の世界』(アフロ・ユーラシア内陸乾燥地文明叢書9)
    中村亮; 稲井啓之編著, 分担執筆, 「ソルコ―ジェンネに暮らす河の民」
    名古屋大学文学研究科, 2014年03月, 査読無し
  • 『マリ共和国ジェンネにおけるイスラームと市場』
    伊東未来, 単著
    総合地球環境学研究所, 2014年, 査読無し
    9784906888009
  • ★『ジェンネの街角で人びとの語りを聞く』(ブックレット)
    伊東未来, 単著
    風響社, 2011年, 査読無し
    4894897547

講演・口頭発表等

  • 大文字のライシテと人びとのライシテ:マリにおける家族法改正反対運動から
    伊東未来
    シンポジウム「西アフリカにおける人びとの暮らしの中における宗教性と「政治」・「社会」:「ライシテ」概念の運用をめぐって」, 2024年11月
  • ポストコロニアル・アフリカのコミュニケーション―分断の接合はいかにして可能か
    伊東未来
    日本コミュニケーション学会九州支部大会, 2023年11月, 招待有り
  • マリにおける家族法改正をめぐる議論とライシ テ
    伊東未来
    日本アフリカ学会第60回学術大会, 2023年05月
  • アーカイブと誇り:トンブクトゥにおけるアラビア語写本の救出活動
    伊東未来
    第17回松下幸之助国際スカラシップフォーラム 特別シンポジウム「社会に埋め込まれたアーカイブを読み解く:情報集積の文化政治学」, 2021年10月
  • ブルキナファソ・カッセーナの伝統家屋の継承原理:消滅危機にある風土建築を考える
    清水貴夫; 小林広英; 中尾世治; 伊東未来
    文化遺産国際協力コンソーシアム 第13回アフリカ分科会, 2019年12月
  • テロと古文書と誇り―マリ北部トンブクトゥにおける事例から
    伊東未来
    シンポジウム 分開催の意図的な破壊:人はなぜ本を焼くのか, 2019年12月, 文化遺産国際協力コンソーシアム、文化庁
  • 変化を生きる人びと―ジェンネ、バマコ、フクシマ
    伊東未来
    九州人類学研究会/九州・沖縄地区研究懇談会 2019年度研究発表会, 2019年07月
  • クルアーン学校を時代に合わせる:ジェンネのクルアーン学校教師たちの矜持ともがき
    伊東未来
    フィールドネット・ラウンジ 「西アフリカ・イスラーム研究の新展開」, 2019年01月
  • 土造りの歴史的建造物(群)の保全状況とアーカイブについての考察:ブルキ ナファソ・カッセーナの事例から
    伊東未来
    シンポジウム「サハラ交易の経由地に見られる生活文化遺産を読み解く」, 2018年03月
  • Koranic School in Djenne, Mali
    伊東未来
    Symposium Voices for the Future: African Area Studies in a Globalizing World, 2017年12月
  • 家屋の装飾と住まいかたの変遷―カッセーナ、ラングェロ村の女性たちの事例から
    伊東未来
    日本アフリカ学会 第53回学術大会, 2016年05月
  • Ecole coranique comme base communautaire: cas de la ville de Djenné, Mali
    伊東未来
    Workshop: “Des vies d’enfants en Afrique”, 2016年03月
  • 住まいとジェンダー:ラングェロ村の女性にとっての家-イエ
    伊東未来
    中部人類学談話会「風土に根ざす住まいの伝統と変容―ブルキナファソ、カッセーナの事例から」, 2015年11月
  • We are Business Woman.’ :West African Women Merchants doing Business in Bamako, Paris, Dubai
    伊東未来
    IUAES Inter-Congress 2014, 2014年
  • 多民族都市ジェンネの人類学的研究
    伊東未来
    日本文化人類学会近畿地区懇談会, 2013年
  • 近代化とジン
    伊東未来
    第49回日本アフリカ学会学術大会, 2012年
  • 「近代化」に追いやられる哀れなジン――マリ共和国ジェンネのイスラーム精霊信仰の変遷
    伊東未来
    日本文化人類学会第46回研究大会, 2012年
  • 「都市民」の村落への季節労働―マリ共和国ジェンネを事例に
    伊東未来
    第48回日本アフリカ学会学術大会, 2011年
  • 異なることの共同力―マリ共和国ジェンネを事例に
    伊東未来
    第6回松下国際スカラシップフォーラム, 2010年
  • マリ共和国ジェンネの大モスク改修について
    伊東未来
    第47回日本アフリカ学会学術大会, 2010年
  • Mali: The Case of Djenné
    伊東未来
    Symposium: Preserving the Cultural Heritage of Africa: From Memories to Histories, 2008年
  • 各国報告・マリ
    伊東未来
    アフリカにおける文化遺産の危機と継承―記憶の保存と歴史の創出―(日本学術振興会アジア・アフリカ学術基盤形成事業公開フォーラム), 2008年
  • アソシアシオンの結成と年齢集団の復興―乾燥化以降のマリ共和国ジェンネの事例
    伊東未来
    第45回日本アフリカ学会学術大会, 2008年
  • 西アフリカの泥染め布・ボゴランの近代化―マリ共和国における布を通じた「われわれ」の文化形成
    伊東未来
    日本文化人類学会近畿地区懇談会, 2006年
  • マリ共和国の泥染め布ボゴランの近代化
    伊東未来
    第43回日本アフリカ学会学術大会, 2006年

所属学協会

  • 日本アフリカ学会
  • 日本文化人類学会

共同研究・競争的資金等の研究課題

社会貢献活動

  • こどもの居場所寺子屋しましま 運営
    運営参加・支援
    一般社団法人 糸島しましまプロジェクト, 2021年08月 - 現在
  • 東京電力福島第一原発事故に起因して九州に避難した人びとの メンタルヘルス状況に関する意見書(裁判意見書)
    報告書執筆
    2024年04月